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類似した質問文を増やしたい

はじめに

本書では、回答文の類似度を測定する方法(類似度測定)について説明します。
質問と回答の作成数が増えるにつれ意図せずに類似した回答が作成され、回答精度向上のための管理工数が増大する可能性があります。

当機能を利用することで回答文の類似度を測定し、類似した回答文が作成されていないかを機械的に確認することができます。

また、AIを利用して回答文の合成を行う事ができます。合成の結果は回答精度向上のために類似した回答文を統合するサンプル文として利用することができます。

ご利用条件

この機能を利用する場合には、ChatGPTの利用設定が必要です。
詳細については「機能説明書 管理者編、ChatGPT設定」をご参照ください。

ChatGPTのAPIを「Azure OpenAI Service」で利用する場合

Azure OpenAI Serviceを利用している場合には追加で設定が必要になります。(Open AI社のAPIご利用の場合は不要です。)
操作マニュアル 管理者編、ChatGPTを利用したい」の「Azure OpenAI のサービスを利用する場合」を参照してAzure Open AI Service上に「text-embedding-ada-002」のモデルを作成します。
※設定方法がご不明な場合には、弊社保守サポートチーム「cb_support01@ndisol.com」に相談ください。

「text-embedding-ada-002」のモデルに「CBEmbedding」と名前付けし、デプロイを作成します。

操作説明

類似度測定の実行を登録

①ワークスペース一覧から「類似度測定」ボタンをクリックします。

②類似度測定画面から、「類似度測定の実行」ボタンをクリックします。

③類似度測定の実行名、表示件数、測定するワークスペースを入力し、登録ボタンをクリックします。

  • 実行名
    事項結果の識別のために登録する実行名を入力します。入力制限は以下の通りです。
- 必須項目
- 最大32文字
  • 表示件数
    類似度測定結果を表示する件数を選択します。
    30件~全件で選択でき、選択しなかった場合100件を表示します。

④登録した実行の状態が「完了」になるまで待機します。(実行中は他の操作も可能です。)

⑤測定処理が終わりますと、状態が「完了」となります。「完了」となった実行名をクリックします。

⑥類似度順に結果が表示されますので、類似度を目安に結果を確認してください。詳細を確認したい回答文の類似度をクリックします。

⑦内容を確認します。この画面でAIによる回答文の合成サンプル文を作成できます。合成する場合は「二つの回答を合成」ボタンをクリックします。

⑧合成を行いますとAIによる合成文サンプル文が表示されますので、内容確認後に適切な内容に文章を修正し、保存ボタンをクリックします。閉じるボタンを押し、必要な分だけ作業を繰り返します。

⑨実行結果一覧画面に戻り、結果と合成文をダウンロードすることができます。

ダウンロードしたCSVファイルには⑧の手順で保存した文章が「合成後の回答文」列に保存されています。回答文をまとめる場合にはこの文章を使用することができます。

その他留意点(Tips)

  • 合成文はAIを利用して作成しています。結果としてふさわしくない内容となる可能性がありますので、必ず文章の確認をお願いいたします。